レポートその1 「正常な生理周期と妊娠の条件」

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    8月29日(日)に第3回「妊娠力を高める!」セミナーが開催されました。
    当日は、たくさんの方にご来場頂きましてありがとうございました!
    ご夫婦で来場された方も多く、また奥様の為にご主人一人でお話を聞かれる方もおられました。
    皆さんメモをとり、真剣に劉伶先生のお話に耳を傾けておられました。
    その講義からダイジェストですが、ご報告します。

    第3回セミナー:劉伶先生劉 伶先生のプロフィール
    1982年遼寧中医学院医学部卒業
    1993年岡山大学医学部にて医学博士号取得
    現在、日本中医薬研究会専任講師として中医学の普及活動に従事
    中華中医薬学会会員、日本不妊カウンセラー学会会員
    中医学だけでなく、西洋医学にも精通しており、不妊カウンセラーとしてもご活躍中です。


    まず最初に「正常な生理周期」についてのお話がありました。

    月経期(5±2日間)
     生理痛が無く、塊もないサラサラの月経血であることが大事です。
     きちんと子宮が収縮して子宮内膜を粉砕、きれいに月経期に剥ぎ取る事が
     できたら痛みも伴いません。月経血もやや暗紅色が正常です。

    卵胞期(7〜9日間)
     質の良い卵子を作る重要な時期です。
     質の良い卵子からは、同じく質の良いホルモンがでてきます。

    排卵期(3〜5日間)
     排卵期特有の牽糸状(卵の白身状のもので、10cmほどに伸びる)の
     おりものがある
    事が「いい卵子が出来ているかどうかのポイント」です。
     おりものの量や性状もチェックしてみましょう。

    黄体期(12〜14日間)
     生理がくる前に少々の胸の張りなどのサインはありますが、ひどい胸の張りやお腹の張り、下腹部痛などがある場合はあまり良い状態とはいえません。

    そして「妊娠成立に必要な条件と不妊の原因」として
    7つ挙げられました。

    \戸が順調にあること
    ⇒駛Δ粒容
     20个ら24个一番元気な卵です。排卵が早すぎても遅すぎてもいけません。
    M餞匹猟眠
     卵管は10cm。ストレスや緊張などで一時的に狭まることがあります。
    し鮠錣弊沙
     受精には十分な精子数と運動率(直進率)が必要で、精子が元気なことが大事です。
    ゼ精卵の分割
     受精しても、受精卵の分割が途中で止まったら、着床は出来ません。
    ζ睨譴隆超
     子宮筋腫や内膜ポリープ、掻爬歴があるなど内膜の環境が悪いと着床が
     うまくいきません。
    Э歓箸離丱薀鵐垢調っていること
     ストレスなどで子宮卵管が狭まる事があり、またホルモンバランスを
     崩します。

    この7つの条件が揃ってはじめて、妊娠が成立します。

    レポートその2続きます。
    長崎中医薬研究会 * 第3回セミナー 報告 * 17:43 * - * - * - -

    レポートその2 「卵巣の老化と卵巣年齢」

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      Q&A方式で様々な質問に答えて頂きました。その中からピックアップしてご紹介します。

      Q1.38歳になりましたが、まだ子供を授かりません。
         生理周期は以前に比べて短く、出血量も少なくなりました。
         これは、妊娠しづらい原因となりますか?

      A1.卵巣機能は加齢と共に衰えてきます。
      <女性の年齢と原始卵胞数>>
       出生時、女性は約200万個の原始卵胞をもっています。初潮を迎える頃には30万個〜50万個。 「妊娠力」が一番充実している20代後半には20万個、妊娠力の衰えが著しくなる30代後半(38歳前後)には3万個くらいになるといわれています。
       基本は毎月1個が排卵されますが、体外受精時などに排卵誘発の注射を使って一度にたくさんの卵子を採卵する場合、漢方的には卵巣が消耗されると考えます。
      しかし、実年齢=卵巣年齢ではなく、実年齢より卵巣年齢が若い人、実年齢より卵巣年齢が老けている人…様々です。

      <卵巣機能と年齢>

      女性の「38度線」
       女性は38歳ぐらいから周期が短くなり、生理量も一段と減少。
      基礎体温は全体的に高めで、ほてり冷えのぼせなどを伴う状態がよく見られます。
       これは、卵巣機能の低下と大きく関係しており、原因の1つとして「卵巣内の血流」が問題とされています。

      卵巣の血流
       たばこや高血圧、活性酸素、ストレス、不安、冷え性、肥満により卵巣の血流が悪くなります。
       卵巣は主に中心部に血管が通っており、排卵寸前の卵胞がある卵巣表面には血管が少ないとされています。
       排卵寸前の卵胞をしっかりと育てるためには、卵巣の血流を良くすることがとても重要です。
       卵巣の老化はすでに10代から始まっており、血管の動脈硬化が主な原因です。
       漢方薬では症状に応じて活血・補腎・疏肝することで卵巣内の血流を改善し、卵巣を元気に・若返らせる事に期待ができます。

      <低温期と卵胞の成長>

      低温期は卵胞の成長の時期です。
      卵胞は育てるものではなく、育つものです。
      低温期に卵巣に栄養を蓄え、卵巣の質を向上させると良い卵胞が育ちます。
      低温期が長い、生理周期が不順、いつ排卵するか分からないなら卵胞発育障害と考え、卵巣年齢とも関係します。
      漢方で改善されるケースが良くあります。

      レポートその3に続きます。
      長崎中医薬研究会 * 第3回セミナー 報告 * 16:38 * - * - * - -

      レポートその3 「生理痛、子宮内膜と病院治療、男性不妊について」

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        Q2.生理痛が酷く、レバー状の塊があります。これは不妊と関係しますか?

        A2.
        <生理痛と不妊の関係性>

        生理痛を軽減する為には、生理期の血液の排泄が重要です。
        生理痛や、生理前から下腹部痛・腰痛などがある場合は排泄が悪いと考えます。 黄体ホルモンが残っていたり、黄体ホルモン量が少ないと子宮の収縮も悪くなり、生理痛や月経時に経血の塊があったり、ダラダラ出血を伴います。
        子宮内膜症、子宮腺筋症、卵巣嚢腫などでも生理痛があります。
        鎮痛剤を飲んでもなかなか軽減しない痛み、年々酷くなる生理痛がある場合は、病院での検査が必要です。
        これらの状態は、中医学でいう「お血」による症状で、不妊の原因につながると考えます。
        生理期にスムーズに月経血を排泄させる「活血化お剤」などを使います。

        Q3.一連の不妊検査をしても以上はなかったのですが、
           唯一「子宮内膜が薄い」と言われました。これも不妊と関係するのでしょうか?

        <子宮内膜の薄さと不妊の関係性>

        子宮内膜が薄いと、着床に支障がでる可能性があります。
        子宮筋腫、子宮ポリープ、子宮内膜の感受性が低い、掻爬歴によりキズが内膜にあったり、クラミジアによる癒着や、排卵誘発剤など薬の影響が原因になる場合もあります。
        また、冷えや血流の悪さなども内膜をフワフワにすることが出来ないと考えます。
        子宮内膜は「陰」(ホルモン)と「血」(血液)で出来たものです。
        漢方の補陰・補血・活血薬により薄くでこぼこになっているを内膜を、フワフワで厚みのある着床しやすい内膜へと整えます。
        Q4.不妊治療を長く続けた結果、体調を崩し心身共に疲れてしまいました。
           ホルモン剤の副作用も心配です。

        <病院での不妊治療と漢方薬との併用>
        不妊治療によく使われるホルモン剤には副作用があります。
        長期治療を受けている方は、心身ともに休みの時期が必要となります。
        使用していたホルモン剤にあわせて、漢方薬で副作用の軽減と効果の向上をサポートすることができます。

        Q5.精子数が少ない・運動率が悪いと言われていますが、漢方で改善できますか?

        <精子数・運動率が悪いことと漢方の効果>
        精子の数、運動率はいずれも漢方で改善効果があります。

        これらの原因はストレスや生活習慣に関係があり、タバコやお酒、夜更かし、ジーンズなどぴったりした衣類、既往病を改善する薬などです。
        特に男性の生殖器は暑い環境に弱く、例えば「湯舟の温度42度以上で20分浸かっていると、精子は全滅してしまう」といわれています。
          精子が少ない奇形率が高い→腎精不足
          精子の運動率が低い→腎気不足
          精液が黄色→痰湿、湿熱
            それぞれの体質・タイプに合わせた漢方薬があり、大きく改善する事もよくあります。

        レポートその4続きます。  
        長崎中医薬研究会 * 第3回セミナー 報告 * 12:25 * - * - * - -

        レポートその4 「婦宝当帰膠の薬理作用」

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          その他にも、色々な基礎体温表の例を上げながら解説・使用する漢方についてお話がありました。

          最後に・・・
          妊娠しやすいからだ作りにはかかせない「婦宝当帰膠」の良さ・薬理作用についての説明がありました。
          婦宝には、
          子宮内膜を養う作用
          抗炎症効果
          美肌
          通便
          の効果などがあります。

          婦宝を服用する前、後の内膜の写真を見せていただき、実際に目で見て効果を確認することができました。

          休憩時間には、体質別に漢方の試飲コーナーやを設けました。
          事前にお配りした体質チェック表を手に、たくさんコーナーに見えられ、ご質問・ご質問頂きました。
          また、子宝相談で授かった方の「よろこびの声」などを真剣に読む姿が印象的でした
          第3回セミナー:試飲会


          第3回セミナー:展示
          会場からの質問コーナーや婦宝当帰膠や劉伶先生が書かれた「心と体にやさしい不妊治療」の当たる抽選会もあり、大盛況のうちに終わりました。
          劉伶先生の、「Q&A方式も含みながらの講義はとても分かりやすかった」と好評でした♪
          ご来場頂きましたみなさまありがとうございました。
          長崎中医薬研究会 * 第3回セミナー 報告 * 10:30 * - * - * - -

          第3回 セミナー終了しました

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            8月29日(日)に第3回「妊娠力を高める!」セミナーが開催されました。
            お忙しい中、また暑い中をご参加いただいた皆さま。
            ありがとうございました。

            レポートを後日up致します。今しばらくお待ち下さい。

            第3回セミナー 会場 
            長崎中医薬研究会 * 第3回セミナー 報告 * 15:51 * - * - * - -
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