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レポート1:西洋医学編(1)「妊娠成立の条件」

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    7月24日(日)、長崎県美術館2階ホールにて「第4回妊娠力を考える!」セミナーが開催されました。
    当日はたくさんの方にご来場頂きました。ありがとうございました。
    当日の模様をダイジェストでレポート致します。

    まずは、西洋医学の視点から長年不妊症治療に携わっておられる
    佐藤孝道先生のご講演から…。

    佐藤孝道先生<佐藤孝道先生のプロフィール>
    1971年3月  東京大学医学部医学科卒
    同大学産婦人科に勤務後、
    アメリカ・ワシントン大学に留学。
    帰国後東京大学講師・病棟医長、
    虎の門病院・産婦人科部長を経て、
    2001年4月より聖路加国際病院・女性総合診療部部長、生殖医療センター長、遺伝診療部部長として長年不妊症治療に従事。

    日本産婦人科学会専門医
    日本人類遺伝学会評議員
    臨床遺伝学認定医・指導医
    日本不妊カウンセリング学会理事

    主要著書:
    (専門)
      体外受精・胚移植マニュアル (佐藤孝道編著)
      産婦人科臨床指針(佐藤孝道編著)
      遺伝カウンセリングワークブック(佐藤孝道著) 他多数
    (一般)
      不妊症(佐藤孝道著)          
      出生前診断(佐藤孝道著)      
      子宮筋腫(佐藤孝道著)        他、多数

    妊娠が成立するため10あまりの段階があり、それらすべてが正常に働いて初めて妊娠に至ります。女性の身体の中では、ホルモンの調節を受け、複雑な現象がタイミングよくおこり、排卵、受精、着床へと進みます。そのような妊娠成立に必要な10あまりの過程のどこかに支障があると妊娠が難しくなります。


     不妊の原因は、女性だけの問題ではありません。病気でなくても、性交渉と射精がうまくいかない場合でも不妊につながります。性交障害の場合でも、その原因は男性側、女性側、両方ともにあるという観点から探る必要があります。


     男性側の検査としては、精子数少ない・動きが悪い・形が悪いなどをみます。
    また、排卵前の性交後の運動精子をみるヒューナーテストがよく行われます。精子の頚管粘液通過障害の原因を知るためのテストですが、頚管粘液不良や抗精子抗体の有無などがわかります。


    ヒューナーテストに問題がなければ、精子は一直線に子宮の中に吸い込まれ、
    卵管の中を一定の方向に向かって進んで行くのがとても不思議に感じられます。

    そして卵管先端部の卵管采を目標に泳ぐように進み、そこに運よく卵子がいれば受精に至ります。


     精子は射精の3カ月前に作られ始めますが、卵子は胎児期に作られたものが長い眠りの時期を経て排卵されます。思春期以降 その原始卵胞は約6カ月かかって成熟卵胞となり、毎月1個ずつ排卵します。


    今度は女性側からみていきましょう。

    正常な卵胞の発育→排卵→受精→着床→妊娠に至る過程において、いずれかの所に支障があれば妊娠することが難しくなります。


    その主なものとして、排卵障害、卵子のピックアップ障害、受精障害、卵管の通過障害、着床障害 などが挙げられます。

     
    レポートその2に続きます。

    長崎中医薬研究会 * 第4回セミナー 報告 * 22:08 * - * - * - -
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